西洋占星術は、一般的には
「占い」業界の中にカテゴライズされるのかもしれません。
私としては
あまり「占い」とは呼びたくないというか、
占いではないと思っています。
「占い師」と呼ばれるのもあまり好きではありません。
なぜなら、
占星術で扱う宇宙天体のエネルギーは
常に私たちに注がれているものなので。
これまでも、今この瞬間も、これからもずっと。
その宇宙の流れの中で、私たち人間は生かされている。
人間も自然界の一部で
宇宙の中にいるのだから、
宇宙のエネルギーを受けていないわけがない。
私は鑑定の中で、
「どんな天体エネルギーが
どのようにはたらく時期なのか」
を読み解き、
「金星のエネルギーが注がれていて楽しさを感じる時期」
「土星によるしんどい感じはあるけど、
コツコツ取り組む方に生かすと形になりやすい時期」
などと、お客様にお伝えすることはあります。
ですが、
そもそも「楽しい」とか「しんどい」というのは
人間的解釈なんですよね。
宇宙からすると、人間の都合は関係ない。
その人の魂の成長段階に必要であれば、
病気、事故、離婚などの形で表れることも。
天体エネルギーは「ただそこにある」。
良い悪いの意味づけは人間がしているだけ。
そのエネルギーにどう向き合うのかは私たち次第。
しんどい天体エネルギーがやってくることが
予測されるのなら、
行動の仕方で起きる出来事や未来は変えられる。
「災難が起きる可能性」を「好転のチャンス」に
すり替える試みはできる。
↑それなら、できる限り前向きに動かしてみようよ!と思う。
宇宙の流れに抗ったり振り回されるのではなく、
宇宙の流れと調和しながら愉しむことが
大切なのだと思います。
世間一般では、占星術は「占い」に
振り分けられるのかもしれませんが、
占星術を「ただの占い」と捉えるのは
非常にもったいないなぁ…と、私は感じています。
そこにあるエネルギーを読み解く意識で
星の輝きを見つめてみると、
宇宙はたくさんの気づきを与えてくれます。
星乃しほ