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8ハウス、受け取るものが「嬉しいもの」とは限らない…。

 

私が鑑定する中で、

占星術を少し知っているお客様からも、

「8ハウスがイマイチよくわからない」と

ご相談を受けることが多いです。

8ハウス・12ハウスはわかりづらいかもしれませんね。

 

たしかに8ハウスは、

性に関することや親族問題など、

普段「人には見せない部分・言わない部分」なので、

自分の体感としても、

人の様子にしても、

よくわからない感じがするかもしれません。

 

今回は、そんな8ハウスについて

書いていきます。

 

お土産でいただきました。8ハウスだけに、蜂…。

 

8ハウスは、

他者のもの・配偶者の財産・相続・

親族関係・税金・保険・心理学・

性・生と死など、

なんだかディープなものを表します。

蠍座っぽさがありますね。

性的なことや泥沼離婚も8ハウスが影響してきます。

 

7ハウスは、

(5ハウスよりも真剣な感じの)恋愛や

新婚生活を意味するのに対して、

その次の8ハウスは、

結婚生活が落ち着いた頃〜晩年あたり

意味します。

 

結婚という契約を交わした後には、

親族関係や相続問題、性生活など、

より深く、外部の人からは見えないような

領域に入っていきますよね。

 

簡単に他人に相談できることではないからこそ、

隠されてしまう部分であり、

みなさん人知れず悩んでおられるのですね。

 

 

また、

出生図の8ハウスに天体があると、

「何かを受け継ぐ・受け取る」といわれています。

 

受け継ぐといっても、

何かしらの条件付きだったり、

本人の意思とはズレたものだったりすることも。

 

それが嬉しいものとは限らないのです。

厄介な借金である場合も。

 

家業なのか、お墓なのか、伝統文化なのか、

本人が受け継ぐ話に前向きなのかは別として、

(長男・長女ではなかったとしても)

そういう話がやってくることもあります。

 

「8ハウス=受け取る」のイメージから、

なんかお得で良い意味と思われがち

であるがゆえに、

この葛藤に戸惑っている方もいらっしゃいます。

 

 

もちろん

8ハウスにある天体によっても意味が異なります。

 

でも、金星が入っていると

(どこのハウスに入っていてもですが)

やっぱり嬉しい感じはしますよね。

貰えるものがキラキラしているぜ!

 

太陽が入っていると、女性の場合は

旦那さんとの関係性によって

自分の働き方や居場所が大きく変わる感じがします。

 

 

8ハウス天体持ちの方のお話をお聞きすると、

やはり現実に表れています。

見事に出生図はその人の人生を表しているなぁ…と毎回驚きます。

 

8ハウスは、人に相談しにくい部分だからこそ、

そういうディープなお話も打ち明けてくれたことが

私としては嬉しいです。

 

8ハウスのお悩みは、

ひとりで抱え込みすぎないように

深刻に自分を追い詰めないように、

そこは要注意ポイントなのかもしれません。

 

 

 

星乃しほ