ホロスコープの10天体には
それぞれ年齢域があります。
月→0〜7歳
水星→8〜15歳
金星→16〜25歳
太陽→26〜35歳
火星→36〜45歳
木星→46〜55歳
土星→56〜70歳
天王星→70〜84歳
海王星→85歳〜死ぬまで
冥王星→死後
この年齢域の切り替わりのとき
（次の天体に切り替わるとき）、
人生の方向性を見失いがちになったり、
または、
これまでの自分とは全く違うような方向に
進んでいく展開になったりします。
特に、
前の天体と次の天体の
テーマが大きく異なる場合は
特に戸惑うことになるのではないかと
思います。
（風の天体から地の天体へ、とか
水の天体から火の天体へ、とか）
エレメントのタイプが違うと
今までの自分の考えが通用しなくなるというか、
何かを変えないといけない感覚になったり、
そもそも何がしたいのかがわからなくなったり。
（水星、金星、太陽が同じサインの人は
この期間は
割と葛藤が少ないかもしれません。）
私の例で言うと
とても印象に残っているのが、
金星期から太陽期への移行期間。
25歳前後なので、
社会に出てから転職を考え始めるときだったり、
女性にとっては結婚、出産等でライフプランに迷いが
出てくるときでもあるかもしれません。
私の場合は、
25歳頃から強く影響が出始めていました。
毎日毎日同じルーティーンの事務職で
キャリアアップもなく
上がらない賃金で、
一人暮らしで月２万以上の奨学金を返済するには
生活がカツカツ過ぎた。
欲しいものも買えない節約生活。
特にこれといった趣味もなく、
休日にやりたいこともない。
なんだか自分の成長が止まっているように
感じていました。
もともと私の出生図によると、
事務作業自体は向いてはいるのですが、
会社員とか枠にハマった感じの生き方は
とても苦しくなるタイプ。
フリーランス向きで
新しいアイディアをどんどん打ち出していくことが
魂を輝かせる上で必須となる。
特に、私は
金星が魚座で、太陽が牡羊座。
水エレメントから火エレメントへ
切り替わるときでした。
オリジナリティを発揮して
どんどん行動して
自分の太陽を使っていかないと
くすぶってしまう。
しかも、太陽は水星と
コンジャンクションのみで、
それはほとんどノーアスペクトに近い
ものだと思っています。
ノーアスペクトは
天体エネルギーをどう発揮すればいいかわからず
結構しんどい気がします。
太陽の表す「人生の目的」が
わからなくなりました。
当時はまだ占星術に出会っていませんでしたが、
そんな天体の切り替わりのエネルギーを
無意識に感じ取っていたのでしょう。
もう、なんか、とにかく
人生が霧に包まれているような
どっちに進めばいいのか
自分が何を求めているのかが
わからなくなっていました。
当時の恋人は結婚したいと
言ってくれていましたが、
自分の本音としては
その相手に違和感を感じつつも
「もう仕事をやめてパート主婦になりたいから
結婚しようかな」が本音でした。
本当はその相手のことを
すでに嫌いになりかけていたんです。
（結果的に、
その違和感が的中したのか
彼が某新興宗教の家系だと分かり、
うちの家族の反対もあり、
お別れすることになりました。）
違和感を見過ごさないのは
本当大事ですね。
そのときの
空の天体の運行状況（トランジット）や
内面の変化の状態（プログレス）も、
自分にとってはかなりハードな形で、
鬱になり休職・退職しました。
恋人も仕事も貯金も
一気にすべてを失いました。
私の場合は、
年齢域の切り替わりと
きついトランジット・プログレスの影響が
たまたま重なったというのもあります。
（その後、フリーランスという働き方を知り、
働き方を大きく変えていきました。）
年齢域の切り替わりのときは、
戸惑ってしまったり、
どうすればいいのかわからない感覚に
なるかもしれません。
そんなときは、
・現在の年齢までの天体テーマをきちんとやってきたかどうか
・次の年齢域の天体テーマは何なのか
を把握して、
自分に向き合ったり
次のテーマのために何かしらのアクションを
起こしてみることが大切だと思います。
年齢域の移行に限った話ではないですが、
人生の中で
何かくすぶっているような感覚に襲われたときは、
自分の中の星たちは今整っているのか？
不具合を起こしていないか？
そこを見て調整してあげてください。
自分の本音と星の状態をチェックしてあげると
解決策やヒントが見えてくると思います。
