今回は、天王星について
書いていきたいと思います。
天王星は、
水瓶座の支配星であり、
公転周期は約84年です
(1つのサインには約7年滞在)。
独創性、テクノロジー、改革、独立心、
自由、型破り、普遍性、新技術
などを意味します。
出生図で
自分の月・水星・金星・太陽・火星などに
天王星が絡んでいる場合は、
その天体をちょっと独特の雰囲気にする場合が
あります。
天王星と水星が絡むと、
話し方が特徴的だったり。
天王星が金星と絡むと、
趣味がめずらしいものだったり、
恋愛が長続きしにくかったり。
ハードアスペクトで繋がれている場合は、
過剰に出てしまうことで
周囲の人からはスムーズに受け入れられない
ということに悩む方もいます。
でも、逆に
自分が周囲に馴染んでいないということを
特に気にしていないという方もいらっしゃいます。
他の天体の配置にもよります。
↑
他の天体配置の状態を見て、
土星も強調されている方の場合は、
「ちゃんとしなきゃ」でも「馴染めない」
という葛藤に苦しむこともあるかもしれません。
水エレメント(蟹座・蠍座・魚座)の要素が
強いタイプの方だと、
ある場面では共感や情で繋がろうとするのに、
別の場面では意外とドライで塩対応
みたいなことも。
天王星は
入るハウスの意味に「距離感」を出したり、
めずらしいものをもたらしたり、
変わっているところがあったりします。
「みんなと一緒」は嫌だったり、
常識には縛られないようなところがあります。
天王星には「切り離す」という雰囲気の
エネルギーがあるのですね。
結構ドライであっさりした対応を取りがちだけど、
別に冷たいわけではない。
実際、宇宙にある天王星は、
地軸が横向きになっていて、
(土星にもあるような)輪っかが縦向きになっています。
↑他の天体とは違う雰囲気を放っていて面白いですよね!
私の父は、
「アセンダント」という他者に見せる
印象を表す部分に
天秤座の土星が乗っていて、
「MC」という社会的な役割やキャリアを
表す部分に
蟹座の天王星が乗っています。
そして、
この土星と天王星が90度(スクエア)の
葛藤の配置をつくっています。
とても強調されているのがわかります。
実際の父は…
世界で最も腰が低いのでは?というくらいに、
接する相手がどんな人であろうと、
謙虚に丁寧に真面目に
とにかくお相手に失礼にならないようにと
ものすごく気を遣うタイプ。
自分自身にはとてもストイックで
とにかく努力で自分を高めていくような人です。
天秤座の土星ということで、
とにかく人との関係に気を遣っているのがわかります。
MCに天王星が乗っていますが、
仕事で自由奔放に振る舞っているわけでもなく、
やはり土星的に超真面目に仕事に励む人です。
ただ、仕事の「種類」がめずらしいというか、
天王星的だなぁと思いました。
父は、私が生まれる前までは、
警察犬や盲導犬の訓練士として働いていました。
犬が知らせてくれたおかげで
人命救助に貢献し表彰されたことがあったり、
ワンちゃんコンテストでは
日本チャンピオンになったりと、
実家にはたくさんの表彰状が飾ってありました。
自営業としても会社員としても
訓練士として働いていたわけですが、
こういった訓練士の仕事というのは
一般的なサラリーマンの働き方に比べると
かなりめずらしい働き方なのかなと。
メジャーではない仕事というか。
天王星っぽいですね。
しかも、蟹座の天王星。
蟹座は、保護して育むとか、
家族愛的なところがあります。
ちなみに、太陽星座も蟹座です。
そして、私が生まれたあとからは、
港の貿易関係の仕事で働いていました。
「貿易関係=海外とのやり取り」
これがとても天王星っぽいなぁと感じました。
天王星は、
異文化・外国人も意味するのですね。
8ハウスに天王星がある方の場合、
外国人の方とご結婚されたお話もありました。
結婚生活や家庭環境のところに
天王星が関係する場合は、
家庭構成がグローバルになったり(国際結婚とか)、
ステップファミリーのような
めずらしい形になることもあるようです。
父は土星が強く利いていながらも、
天王星的な分野で働いていて、
出生図のとおりに自然となっていったのだなぁと
改めて感じました。
以前、鑑定を受けてくださったお客様の中で、
10ハウスに天王星がある方が、
フリーランスで
外国人の方に日本語を教える先生のお仕事を
されていました。
とても天王星10ハウスっぽい!
私の学生時代からの友人は、
・月と天王星が90度(スクエア)
・金星が水瓶座
趣味・好みが同世代の中では
めずらしい感じのものだったり、
不思議な雰囲気・キャラだなぁと感じます。
その声の高さと独特の話し方で
周囲にいた人たちが一斉にバッと
こっちを見ることも多々ありました。笑
彼女は、世間の流行とか
女子の群れなどはあまり気にせず、
むしろ「自由でいたい!」
「一人で海外旅行も行っちゃう!」
という子です。
しかも「なんかLINEは嫌だ」と、
みんながLINE交換してる中、
一度もLINEアプリをインストール
することなく、自分を貫いていました…!
年賀状も、住所を知られたくないからと
「言わない!」ときっぱり。
「教えたくない」「言わない」という
主張も臆せずするし、
「それを言って嫌われたらどうしよう、
仲間はずれにされないかな?」とかも
気にしないタイプのようですね。
見ていて清々しいわ!笑
私は彼女に出会ってから、
良い意味でブロックを外されました。
こんなに自由に振る舞って良いのか!と。
我慢ばかりで周りに合わせてきた自分にとって、
とても衝撃的で、
彼女を見ていると少し気持ちが楽になった
気がしました。
LINEって、良くも悪くも
すぐに繋がることができてしまう機能
ですからね、
一定の距離感を大切にしたい天王星や
水瓶座のカラーが利いている方にとっては、
そういうものには煩わしさがあるのかも
しれません。
私は、水エレメント的な
心や情で繋がりたいタイプですが、
水がこじれたときのネチネチ感は嫌いなので、笑
あっさりとした天王星や風エレメントっぽさは
結構好きです (^^)
「めずらしい」「人と違う」「変わってる」
という言葉は、
特にこれまでの昭和・平成の時代は
ネガティブな意味で使われることが多かったような
印象があります。
同調圧力、
世間の「こうあるべき」のレールに沿って
進んでいない者は、
人として未熟で欠点があるかのように
決めつけられたり。
でも、
「めずらしい」「人と違う」「変わってる」
というのは、
あくまでもその時代の大多数に入っていない
というだけで、
必ずしもその人がおかしいとか悪いとか
いうわけではないのにね。
別に迷惑をかけていなけりゃいいじゃない、
と思ったりする。
むしろその個性で
人を幸せにするお仕事をしている方もいるから、
出る杭を叩き潰すというのは、
誰かの才能をかき消すことにもなるのだなぁと。
本来、芽が出て花が咲くはずだったその種を、
土の中から強引に取り出して潰して
なかったことにしてしまうのは悲しい。
逆に、
自分の「個性」をしっかりと認められている人は、
他人の個性や自由についても尊重する姿勢があるし、
平等に俯瞰して周りを見ている方が
多いような気がします。
土星的な真面目さ・規則・ルール、
天王星的な自由・独創性・型破りなもの。
日本文化の調和や清潔感はとても美しくて、
一定のルールや規則があるからこそ
それが保たれてきたというのもある。
グローバル化しすぎること、
「区切り」や「壁」を無くしすぎることによって
起きる弊害が必ずある。
なんだかここ数年、世界が抱える混乱のようですね。
土星的な真面目さ・規則・ルール、
天王星的な自由・独創性・型破りなもの、
どちらも大切。
バランス良くあれば、
無理な我慢をすることなく、
適度に自分らしくなれる。
何事もバランスが大切、
でもそこが難しかったりしますよね。
出生図で天王星が強く利いている方は、
社会に馴染めないような感覚、
周りの人と違う部分に悩んできたことも
多かったかもしれません。
でも、
そうやって悩んだり
試行錯誤する過程で学びを得るということを、
きっと今世に生まれる前に
魂は決めてきたのだと思います。
せっかく決めてきたのなら、
ちょっと刺激的で、めずらしい体験ができる、
天王星のエネルギーを、
唯一無二の生きる悦びに変えちゃおう〜!
どんなエネルギーも使い方次第で
悦びに変えられるはず☆
星乃しほ