「執着するほど対象物は離れていく」
という話を聞いたことはありませんか?
恋愛でも、
復縁したい相手に執着して追いかけるほど、
その関係は実らない。
婚活でも、
結婚さえすれば幸せになれると必死になるほど、
結婚まで行かない。
ダイエットでも、
いちいち食品のカロリー表記を気にするほど、
ちっとも痩せない。
妊活でも、
なんとしても子供のいる人生にしたいと
執着するほど、子供ができない。
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こういう現象って、
なんとなく感じたことはありませんか?
子供が欲しくて不妊治療をしていた人が、
「次でダメだったら(妊娠しなかったら)諦めよう」と
思っていたら授かった、という話。
よく聞きますよね。
(医学的なことはわかりませんが、)
このとき、一瞬、
ふっと執着が外れたことで望みが叶ったとも、
捉えられるのかなと。
依存や執着は
その人の深い部分の孤独感や欠乏感が
表れているのかもしれません。
執着してしまう気持ちは、すごーくわかります。
私も昔は特にそうでした。
自分の人生がどん底のときほど、
「占い」とか「お花畑スピリチュアル」に
お金を注ぎ込んだり、
泣きそうになりながら
焦ってがむしゃらに行動して、
心も体も疲労困憊でした…。
一生懸命さがいつのまにか
「執着」へとすり替わっていたのですね。
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シンプルにこういうときは、寝よう!
美味しいものをしっかり食べて、
十分に睡眠を取ろう!
その方がよっぽど自分が調うし、
調うからこそ現実が変わり始める。
手当たり次第に電話占いをやっている場合ではない。
…と、昔の自分に言いたい。笑
ただ、
「執着しないように」って言われても
難しいこともありますよね。
「なんとしてもそれを手に入れたい」という
気持ちの裏側には、
傷ついた過去や悲しみがあるのかもしれない。
それが「執着」という形で表れる。
だから、
行けるところまで頑張って頑張って頑張って、
「あぁ、もういいや…。」って
自分が心の底から思えたとき、
自然と執着が外れて叶う
っていうルートもありだと思います。
この瞬間、自分の中の感覚で、
ふっと大切な何かに気づく…。
私は昔、こういうルートで叶った時に
一気に感覚が掴めた気がします。
あぁ、こういうことだったのか!みたいな。
最初はそんな感じで感覚を掴み、
あとは繰り返していくうちに、
最初から別に執着せずに
ゆるっと楽しめる自分になっていくのかもしれません。
必死に執着しているときって
苦しいし、イライラするし、
余計にうまくいかなくなるんですよね…。
そしてなにより、
「今」が心から幸せな在り方になっていない。
私たちはこの地球上での経験を通して、
(行動はするのだけど)
「自分らしくリラックスしている状態が
一番良いんだよ!」って
なんとなく自然界に教えてもらって
いるのかもしれませんね。
星乃しほ