今回は、出生図で
「天体がノーアスペクト」である場合
についてのお話です。
ノーアスペクト天体は使いにくい
というイメージ・体感をもたれている方が
多いと思います。
私もそう感じていたので、
なんとかうまく扱えるようにならないものかと
試行錯誤してきました。
今回はその体感を書いていきます。
そもそも、この
「天体がノーアスペクトである」定義って
占星術師さんによってもさまざまなようです。
出生図にある他の9天体と
・メジャーなアスペクトをとっていないこと(0度・180度・90度・120度・60度)
・コンジャンクション(0度)のみであればノーアスペクトとする
・メジャーアスペクトがなくてもマイナーアスペクトがあれば、ノーアスペクトとはみなさない
…
などなど、
これが絶対の正解!というのは
ないのですね。
私が過去に講座やセッションを受けたことが
ある先生方も、
みなさんそれぞれに少しずつ異なる定義のもと
読み解いていたり、
お客様の鑑定を重ねていくうちに
考えが変わったという先生もいらっしゃいました。
となると、
やはり自分の体感で確かめていくことができると
一番良いのかなと。
私は、出生図で
完全なノーアスペクト天体は持っていませんが、
太陽・水星はコンジャンクションのみです。
↑
この「コンジャンクションのみ」を持っていると
ノーアスペクトの定義のラインが
体感がわかってくる気がするので
すごく勉強になります。
ノーアスペクトには苦労しましたが…。苦笑
私としては、
「コンジャンクション(0度)のみであればノーアスペクトとする」
という説がしっくりくるんです。
水星ノーアスペクト特有の、
「黙っていたと思ったら突然喋り出す」とか。
太陽ノーアスペクト特有の、
「何を目的に生きたら良いのかわからない感」とか。
めっちゃわかる…。笑
って思いました。
ブログや鑑定書には
あれもこれも書きたくなってしまったり。
(長文の鑑定書にドン引きされたお客様がいらっしゃったら申し訳ないです…。)
本当は、お客様のホロスコープについて
何日もお話ししたいくらい。
人と話していても、
誤解を招くといけないからと
あれもこれも言っておかないとと思い
ものすんごい喋ってしまう。
話の要点がずれていく〜。
水星の暴走を振り撒く女…。反省。
太陽の年齢域に入った頃(26歳前後)は、
自分の生き方に迷いすぎて
鬱→休職→退職という展開になりましたね。
燃え尽き症候群のように、
パタッと体から力が抜けてしまいました。
ノーアスペクトだと極端に出たりするんですよね。
他の天体と手を繋いでいないわけですから、
天体エネルギーをうまく放出できずに
溜め込んでいる、かと思ったら、
突然ものすごい勢いで放出されたりして。
ぱったりとお休みしているかと思ったら、
突然めっちゃ動き出したり。
でも、ノーアスペクトは
自分の中で「これだ!」というものが見つけられれば、
わりと使いやすくなる気がしています。
これも出生図を把握することで
格段に見つけやすくなると思います。
私も、これまでの人生で、
特にハマれる趣味もなく、
没頭できるものは数少なかったのですが、
「これ!」と腹の底から思えるものが見つかったときには、
太陽・水星をわりと良い方向に使うことが
できている感覚がありました。
また、幸いにも?、
私のチャートルーラーは火星。
太陽以外の男性性天体が、
私にとってのチャートルーラーだった
というが助けになったのか、
火星をバリバリ使うことで
ノーアスペクトの太陽・水星を
支えてくれている感覚があります。
火星と太陽・水星をつなぐアスペクトはありませんが、
エレメントが風と火なので、
協力的になりやすいのはあると思います。
その人の他の天体がどんな配置なのか、
チャートルーラーがどの天体なのか、
などによっても、
ノーアスペクト天体をどのようにサポート
できるのかが変わってくるようで、
それは私もすごく感じています。
他にノーアスペクト天体を生かす方法としては…
空を運行している天体が、
自分のノーアスペクト天体を刺激してくれる
タイミングを狙うのも良いですね。
体感としてもわかりやすいので、勉強になります。
自分のノーアスペクト天体に重なるときや、
アスペクトを形成するタイミングで、
何が起こるのか・どんな気持ちになるのかを
よーく観察しておくと良いです。
その体感をきっかけに、
自分のノーアスペクト天体への捉え方が変わったり、
他の使い道のアイディアを思いつくことがあります。
また、
長い時間、接する相手・パートナーが、
自分のノーアスペクト天体に
アスペクトをくれている場合も、
ノーアスペクト天体の行動が促されたり、
活動のきっかけがもらえることがあります。
自分のノーアスペクト天体に対して
調和的な配置をとってくれる天体を持つ人が
そばにいてくれるとありがたいですね。
何かしらの形で
ノーアスペクト天体も鍛えていく必要がある。
力の使い方を学び、調えていく必要がある。
昔、受けた講座の先生がおっしゃっていました。
「ノーアスペクトはかなりしんどいから、
ハードアスペクトでも良いから
何かしらのアスペクトを持っていた方が良いくらい」と。
この意味が、今ならわかる…。
ハードアスペクトは葛藤とか驚き、
メンタルへの衝撃を生み出すけど、
他の天体と絡んでいるせいか
良い方向へのエネルギーに転換しやすいのは
あると感じます。
でも、ノーアスペクトだと、
力の出し加減や方向がずれているような
感覚があったり、
なんだかその天体がもう無気力だったり、
そんな感じがします。
特に、
男性性天体の太陽や火星がノーアスペクトだと、
使いにくいといわれています。
やはり太陽や火星は、
男女問わずとても重要な、
ガツガツ使っていくべき天体なのですね…。
なので、
その人の出生図全体の天体配置、
チャートルーラー、
未来予測天体の動き、
などを考慮していくことで、
ノーアスペクト天体の暴走・無気力感も
解決に導いていけるのでは、
と感じています。
実際に、私の経験上も、
こういった部分を分析・検証していくことで、
やっとそのバランスがわかってきました。
空を運行中の天体・未来予測天体からの刺激は、
自分の出生図を強く体感するきっかけになり、
つまり、出生図の理解がより深まるので、
生きづらさの軽減にも繋がっていきます。
星は常に動いているので、
打開策のヒントやチャンスは
次々と巡ってきているということでも
ありますよね。
そう捉えるとなんだか希望が持てる
のではないでしょうか(^^)/☆
星乃しほ