星を調え、より良い未来へ。

星読み人体実験ブログ

「出生図が当たっていない」と感じる理由は…。

 

最近は、

無料でホロスコープを出せるサイトが

ネット上にたくさんありますが、

ご自身の出生図を知って

「自分の出生図が当たっていない」と

感じる部分はありませんでしたか?

 

「月と火星は実感が湧かないなぁ…」

「内容が矛盾している気がする」とか。

 

私も占星術に出会ったばかりの頃は、

しばらく迷走していました。

 

 

私の例でいうと…

私は、月星座が射手座です。

月星座が射手座だと、

「マイペースで大雑把、

細かいことは気にしない、

楽天的、理想が高い、

幼少期は明るく前向きで好奇心旺盛、

アウトドアが好き、海外への憧れ、

自由でいたい…」

などと、

書籍やネット記事には書かれていると思います。

あくまでもこれは「月」を

単体で読んだ場合ですね。

月のカラーがストレートに出ている場合の話。

アスペクトやハウス、他天体からの

影響などは考慮されていません。

ここで、「当たってないじゃん…」と

訳わからなくなって混乱する方が

多いように感じます。

 

私は

たしかに哲学的なことを

学ぶのは好きなのですが、

大雑把でもないし、マイペースになれないと

感じています。

むしろ自他共に認める

超完璧主義者で几帳面、

マイペースなんて微塵も感じないくらいに

人に合わせて疲弊してきた人生でした。

海外旅行に行きたいなんて

そこまで思ったことはなかったです。

幼少期は明るく前向きで好奇心旺盛だなんて

とんでもない!笑

幼少期は、いつもビクビク怯えて生きていたし、

同級生に「こういうのやめて」「それは嫌だ」

なんて自己主張できずにずっと我慢していたし、

準備や持ち物は絶対に忘れないように、などと

しっかりと危機管理意識のあるような子供でした。

 

月・射手座の要素が、

幼少期はあまりストレートには表れていなかったし、

大人になった今でも

「月・射手座以外の何かの要素がブレンドされている」

という感覚がずっとあります。

 

ここで

「出生図が当たっていない」

「占いってこんなもんか」

「ざっと自分を知ることができる程度か」

と思ってしまい、

その先にある占星術を生かすところまでは

進まないで離れてしまう方が

多いように感じるのです。

 

 

自分の出生図を読めるようになった今感じる、

私の月・射手座が

しっくりこない感覚の原因として挙げられるのが、

・リラックスした幼少期を送れていなかったこと

・金星スクエアがあること

・土星セクスタイルがあること

・乙女座MCに木星コンジャンクションがあること

などがあります。

 

まず、

「リラックスした幼少期を送れていなかったこと」

月のカラーが出やすいのは、

自分がリラックスしているときです。

よく月の欠損論でいわれるのが、

「月ばかり満たしていても成長しない」

「月を仕事に使ってはいけない」

という話ですが、

これはある程度すでに月を満たせているなら

良いと思うんです。

「甘えてばかりでは(月や金星ばかりでは)

生きてはいけない」、

その意味もわかりますが、

月がズタボロのまま生きてきた人は、

まずは最も基盤となる月の状態を

「見てあげる」「しっかり認識してあげる」ことは

心地よく生きる上で必要不可欠だと思います。

それをすっ飛ばしては、次へは進めないし、

無理に進もうとしても土台がグラグラなので、

またすぐに心身ともに崩壊すると思います。

 

「金星スクエアがあること」

私の月には、

金星とのスクエア(90度の配置)がありますが、

これも先ほどのリラックスできない原因の一つに

なっていたと思います。

金星(人間関係・社交・女性)に対して

気を遣っている間は、

自分の月(安心・安全)を満たすことができない。

月と金星って女性性天体なので、

この月・金星スクエアを女性がもっていると

結構しんどい〜って感じます。

「おい月、どこいった??」ってくらいに

安心感・安全に包まれた感覚がないんです。

生きづらい、ずっと苦しい…

自分でもよく生きてきたなって思います。

この配置があると、

リラックスして月(素の自分)を出せる機会が少なく、

月星座を実感しづらい傾向にあると思います。

 

「土星セクスタイルがあること」

私の月と土星はセクスタイル(60度)です。

セクスタイルはソフトアスペクトで

調和的な配置といわれています。

ソフトアスペクトなので、

受け入れやすい意味合いで

影響が出てくることが多いと

されていますが、

あくまでも土星なので、

「しっかりしなきゃ」

「テキトーではいけないよね」感が

やや強いかなと。

土星がソフトアスペクトだと

安定感をもたらしてくれますが、

少し責任感や真面目な感じが加わるのですね

(あくまでも良い印象でですが)。

私の月・射手座の大雑把なところは

減らす形になっていると思います。

「絶対に人に迷惑をかけてはいけない」

「ミスのないようにしておかなければ」

これは幼少期から本当に強く感じてきました。

土星の利いた父の姿を見て育ったことも

要因の一つとしてある気がします。

 

「乙女座MCに木星コンジャンクションがあること」。

私の場合、

社会的な役割などを意味するMCが

乙女座です。

さらにそこに木星がぴったりと

乗っかっています。

アセンダントやMCなどのポイントに

天体が乗っていると強調されます。

私は幼少期から、乙女座特有の、

几帳面さ・完璧主義・細かい分析力が

かなり強く出ていたような感覚があります。

これって、大雑把でマイペースな月・射手座と

わりと正反対のエネルギーですよね。

エレメントで見ても、

射手座は、火・外側に向かうエネルギー。

乙女座は、地・内側に向かうエネルギー。

月と木星の直接のハードアスペクトはありませんが、

エレメントで見ると葛藤するところがあります。

私の几帳面さ・完璧主義なところが強まるため、

月・射手座特有の大雑把な感覚は自覚しづらかったですし、

人からも射手座的なことを言われることは少なく、

圧倒的に、

乙女座要素のキャラクターとして認識されています。

家族でさえ、私のイメージは

射手座よりも乙女座の要素を強く感じていたようです。

 

私の月・射手座の実感がなかった原因は、

おそらくこのような感じかと思っています。

 

 

今回は、私の月星座を例にしましたが、

太陽星座なども同じです。

太陽って最初から使えているとは限らないので

(むしろ向かっていく先のテーマ)、

太陽星座がしっくりこないというケースも

よくあると思います。

私もそうでしたが、

太陽を全然使えていない場合とか、

他の天体が強く出過ぎていて太陽が隠れているとか、

そういった場合もありますね。

 

 

今は、書籍やネット記事で、

「月〇〇座は、〜〜〜なところがある」

「太陽〇〇座は、〜〜〜な傾向がある」

などと、

単語だけ並べて振り分けられている

ことも多いですよね。

 

でも、実際は、

出生図の解読はもっと複雑で、

・全体の天体配置

・アスペクト

・アスペクトがどの天体同士なのか

・アスペクトがどのサイン(星座)同士なのか

・天体の品位はどうなっているのか

・今その人が何歳なのか

・空の天体からの影響は今どうなっているのか

などなど…

他の要素もブレンドして見ていく必要がある

と思います。

出生図を活用していきたいということであれば、

自分の出生図の中で

複雑に絡み合うエネルギーを、一旦、

自分の意識の上に昇らせる必要があると思っています。

「認識して初めて能動的に使いこなせるようになる」というか、

やっと前に進んでいける感覚があります。

「やっとスタート地点に立てた…。」

葛藤の多かった私の人生では

そのように感じました。

 

 

今回は、

「出生図が当たっていないと感じる場合は、

出生図全体を総合的に見れていないかもしれない」

というお話でした!

 

 

 

星乃しほ

 

 

 

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