今回は、相性占星術で
相性を確認する上で、
私がとても大切だと感じていることを
書いていきます(特に記事後半です)。
自分と相手のホロスコープを重ねた
チャートを読み解く「シナストリー」という
手法がよく知られているものですが、
結婚でも仕事でも、ある程度の期間
長く一緒に過ごした場合は、
「コンポジット」の影響も出てくるといわれています。
相性に良い・悪いはないわけですが
(人間による意味づけなので)、
長期間一緒に過ごしても居心地が良い相手とは、
相性を見る上での重要天体が
わりと調和的な配置になっているかと思います。
相性といっても、
「恋愛」「結婚」「仕事」において
見るポイントは少し変わってきます。
例えば、
恋愛だけなら金星・火星が調和的な配置であれば
割と楽しめる雰囲気はありますが、
私生活を共にするような長い付き合いだと
月・太陽あたりが調和していないと
居心地が悪くて窮屈かもしれません。
(天体の力関係などにもよります。)
もともと自分の月がハードな方や
ノーアスペクト天体がある方は、
その自分の月やノーアスペクト天体に対して
調和をくれている相手とは、
わりと心地よい関係を保てるかと思います。
あとは、
7ハウスの状態を見たり、
仕事の相性だと
月というよりも太陽・火星・木星・土星などを重視します。
トランスサタニアンが絡むと少し要注意かなと。
どちらかが押さえつけられる配置だとしても、
それを知らずに苦しむよりは、
星の配置を知って理解できていると
訳のわからない葛藤は和らぐかもしれません。
ただ、
全体の天体配置やエレメントの偏り、
自分のハウスにどんな天体を入れてくれているのか、
リリスやノード軸、
アスペクト、
などなど…
占星術で相性を見るには、
同時に確認すべきポイントが多いのでかなり複雑。
そもそも前提として
出生図2名分をよーく読み込んでおくことが
必要になるので、
鑑定が倍以上の労力で結構大変なのです…。
ちなみに、
私の月・太陽、夫の月・太陽は、
どの組み合わせも
結婚生活において調和的な組み合わせでした。
(惚気ではないですよ笑、これもまた勉強です。)
私はもともと葛藤の配置が多い出生図ですが、
シナストリーやコンポジットを見ると、
私も夫も、お互いのチャートを重ねた方が
自分の出生図単体の葛藤が和らぐ形になるので、
「相手がいてくれることで
独身時代よりも人生が明るい方向に向かう」
というのはあるのかもしれません。
もうすぐ結婚して3年が経ちますが
(同棲して約4年)、
お互いにそれは感じています。
私は、
恵まれた容姿とか実家の経済力とか頭脳とか、
そんな生まれ持った「お得な部分」なんてない人生で、
むしろ自分の宿命に足を引っ張られて苦しみまくって、
自分の努力だけしか信じられないと思って生きてきました。
でも、
たしかに夫に出会ってから
想像を遥かに超えるほど人生が明るくなりました。
生き方も、働き方も、やりたいことも、
自分の魂が悦ぶ方に近づいている感覚があります。
結婚前に一度挫折していた星読みの勉強も、
結局、夫と結婚してから再開する流れに
なったんですよね。
それもまた不思議です。
自分本来のエネルギーに誘ってもらったのかもしれませんね。
男女問わず
ここまで相性が調和している相手と出会ったのは初めてで、
夫に出会うまでの約30年とにかく苦しかったけど、
「生きていてよかった」と思えるようになったのは、
夫と長い時間一緒に過ごしてきたからなのかもしれません。
ただ、夫婦の星の相性は調和的ですが、
相手ありきの人生に頼りっぱなしになるのではなく、
自分の星・人生をしっかりと生きることを大切に
意識して過ごしています。
ここで、私が
相性を見る上で特に大切だと思うことを
書いていきます。
いくら相性が良くても、
お互いが自分の出生図を
どれだけ攻略できているのかによって
感じ方は変わってきます。
また、
出会うタイミングなどの星の配置によって、
良くも悪くも
電撃的に一目惚れしてしまう時期なのかもしれないし、
その一目惚れのあとちゃんと長続きするかどうかも
天体配置によって異なります。
「幻想を抱かせる相手ではないのか?」
「その電撃的な出会いはその後長く続けられるご縁なのか?」
それを冷静に分析するために星読みを使うのは
良いかもしれません。
知っていれば気をつけることができる。
私は夫と出会う前にすでに占星術のことは知っていましたが、
わざわざ相性を見ることはしなかったです。
それくらい自分の感覚をよく味わっていました。
心で人をみる感覚。
自分も本当の気持ちを隠さずに伝えていました。
占いで相性をやたら気にしていたときは
全然結婚できず婚活難民だったのに、
相性を特に気にせず
お互いの心の在り方に意識をフォーカスしていたら
あっさりと結婚に進みました。
そういうものなのかもしれませんね。
(未来予測で結婚のタイミングだったというのはありましたが。)
なんでもかんでも
星読みで相手のことを決めつけるという
寂しいことはしたくない。
仲良くなったあとで確認して
たしかにこうだな〜と思うことはあるけど、
「相性を確認しないと不安」という状態は、
きっと自分のメンタルが不安定なのか、
相手に対して何か安心できない違和感を感じているか、
なのかもしれません。
そういう場合は、
相性を「占い」と呼ばれるものに頼るよりも、
しっかり相手と直接本音で腹を括って話し合った方が
よっぽど解決が早いかと思います。
恋愛に特化した占いは
お客さんの依存を招きやすく、
占い師さんにとっては稼げるジャンルなのかもしれない。
でも、疑問なんです。
それは本当にお客様のためになるのだろうか?
そのお客様は、
恋愛占いに依存して幸せになれるのだろうか?
甘い言葉だけを投げかける占い師さんに
話を聞いてもらって心から納得しているのだろうか?
それでお客様の人生は根本から良くなるのだろうか?
疑問というか違和感が残るんです。
何かが違う。
一番大きな、大事な部分を
見落としている気がするんです。
鑑定師として
ただ鑑定料をいただいて稼げればいいなんて、
私は思えない。
心がすごくザワザワする。
(※決して恋愛系占い師さんを否定しているわけではないです、
あくまで占いの活用方法についての話です。)
鑑定結果をそのままお伝えするのではなく、
私は鑑定を通して
お客様の心の中にあるブロックをほぐしたり、
潜在能力や本来のエネルギーを取り戻して
お客様が本当の意味で
自分の足でしっかりと歩んでいけるように、
そのお手伝いができたらと思っています。
だから、場合によっては少し耳が痛い言葉でも、
お客様の幸せにとって必要なことだと思えば、
お伝えすることもあります。
お客様を甘い言葉で気持ち良くさせるだけで
鑑定を終わらせるのは、
その場限りの逃げになるような気がして
違和感があるんです。
(なので、鑑定前に私のブログを
なるべく読んでおいていただきたいのです。
チクリとキツイ言葉も時々書いておりますので…。)
恋愛依存によって自分を見失ってしまっている方が
非常に多いなと感じてきたからこそ、
私は、出生図鑑定と未来予測鑑定に特化して
鑑定しています。
(ご希望が多ければ
期間限定イベント・リピーター様限定で
相性鑑定を受付することはあるかもしれませんが。)
私も一時期、
恋愛にはまってしまった経験があるのでわかりますが、
(トランジット海王星にやられた件の記事をご参照ください(笑)
ページ下に貼り付けておきます。)
恋愛に酔いしれている本人は気づけない。
これが本当の幸せの道ではないと、
どこかでうっすらと気づいてはいるものの、
周りの人の忠告が耳に入らなかったり、
ダメンズの甘い言葉を健気に信じて尽くしてしまったり。
良いようにこき使われていることに、
渦中の本人は気づけない。
(恋愛依存傾向になりやすいホロスコープもあるので
しょうがないっちゃしょうがないのですが。
↑
でも、星の配置を知っていれば依存症予防になる。)
相手ありきの人生に振り回されるのではなく、
もっと自分自身・自分の人生も
大切にしてほしいのですっ!!
宿命的要素に苦しんできた方や
恋愛をこじらせてしまう方の気持ちが
すごくわかるからこそ、
私は相性鑑定をしていません。
もっともっと大切な出生図の分析と
波に乗るための未来予測の鑑定に力を入れています。
相性を気にして振り回されるよりも、
まずはしっかりと
「自分を生きること」が大切なのだと
思っています。
人間関係・相性は、
多くの方が悩むところですよね。
だからこそまずは、
どんな人間関係にも調和を生み出せるように、
自分の出生図(魂の設定)を輝かせて
生きる悦びを味わっていきましょう〜!
星乃しほ
↓こちらの記事に書いたように、
大前提としてまずはお互いが自分の出生図を
輝かせて生きていることが重要になります。