出生図の中に「MC」という部分が
あるかと思いますが、
MCは「社会的な役割」「周囲に求められること」
などを意味します。
「私はこういうことをしております」
「私はこんな人間です」
みたいに、社会で活動していく中で掲げる
自分の看板のようなものでもあります。
そのMCのサイン（星座）が意味する方向へ
進んでいくと、流れがうまく回り始めると
いわれています。
というか、
なぜか自然と導かれているかもしれません。
例えば、
私はMC乙女座ですが、
これまでの人生で、
事務仕事や細かい分析力を求められるような
そういった役割に配置されたり、
そういった仕事をこなすことで評価されやすかった
というのは感じています。
たとえ
事務仕事ではなく接客業をする場合でも、
この乙女座の要素である
「分析力」「サポート力」「細かい作業」
などの力は
生かして磨いていった方が良いわけです。
自分の几帳面さに苦しむこともありますが(笑)、
それでも結局は、職場においては
その細部まで丁寧に取り組む姿を
評価されることが多かったです。
MCのサインは、自分が望むかどうかには関係なく
（MC近くに金星がある場合は除く）、
周りの人から求められるスキルなのですね。
おまけに私は、
太陽・金星が４ハウス。
小さい頃から家事・家に関することが好きでした。
家の中を心地よい空間に調えておくことが好きで、
23歳で一人暮らしを始めたときは、
料理や洗濯、掃除、インテリアを好きなようにできるので、
毎日がものすごく幸せでした。
当時は、自分はパート主婦をして、
旦那さんが気持ちよく仕事に行けるように
せっせとサポートするということが夢だったので、
そういう意味での結婚願望が強かったかと思います。
MCが乙女座、太陽・金星が４ハウス、
もうこの配置は、
主婦業も天職のうちの一つといえる
のかもしれません。
不思議ですが、
やはりMCに向かおうとするほどに、
流れがうまく回り始めるんですよね
（MC近くの天体も使うべし）。
「星たちが後押ししてくれる感覚」が
体感でわかるようになってくるというか。
日々の星の流れでもそうですが、
「宇宙が自分に何を伝えようとしてくれているのか」が
体感でわかってきます。
がむしゃらに手当たり次第に行動するより、
自分の出生図を確認することで
ある程度の道標にすることができる。
もちろん、魂の設定という大枠はあっても、
進む中で自分の気持ちを大切にする、その自由はあります。
ただ、
MCだけを見ればいいってわけでもなくて。
ここが重要ポイント！
私は、太陽・牡羊座、月・射手座だから、
自分で自由に動けるという空間でないと苦しい。
「MC」で人にサポートしつつ脇役でありながらも、
「太陽・月」の新しいアイディアを生かせる自由度は必須。
そういった動き方ができるポジションを見つけるか、つくるか。
一筋縄では気づくことができなかった
この魂のバランスよ〜。
葛藤の配置が多い人ほど（矛盾が生まれるので）
なかなか気づきにくいと思います。
出生図全体を意識することが大切。
昔は、
「なんで自分ばっかり…。」
「脇役で一生懸命支えても、
評価されるのは表に立つ人で…。」
なんて思って、
悲しくなって歪みかけた時期もありました。
ですが、
自分に合った「動き方」があるんですよね。
だからこそ、別の動き方をしようとしても
「頑張っても頑張ってもなぜか評価されない」
「そのうちに自分の心が疲れてくる」といった
現実を通して、
「あんたの適性はそれじゃないよ〜」と星が教えてくれます。
（頑張ってもそう簡単にうまくはいかないといっても
土星の課題とは別の話。
土星は時間がかかっても取り組み続けたら実る部分。）
なので、
「自分の人生の方向がなんか定まらないなぁ…。」と
迷っている方は、
MCサインというポイントを目指す方向で意識してみると
流れが変わるかもしれません☆
星乃しほ
