2025年3月20日 18時02分ごろ
太陽が牡羊座エリアに入り、「春分」を迎えます。
西洋占星術において、
春分は1年のはじまりとされています。
何か新しく物事をスタートするのに
良いとされているタイミングでもあります。
太陽が牡羊座にある期間に種まきをしておくことで、
秋分にはその成果を受け取ることができるとも
いわれています。
「元旦に立てた計画が頓挫している〜」という方は、
ここで仕切り直して
新たに始めちゃうチャンスです!
(ただ、今回の春分は水星・金星が逆行中なので、
スムーズには進みにくい・振り返る必要がある
感じがするかもしれません。)
私の体感では、
元日スタートよりも春分スタートの方が、
毎年うまく流れに乗れているような
感覚がありますね。
春分図では、
ここから1年間の私たちへの影響、
集合意識的な流れなどを読み取ることができます。
今回の春分図からは、
「動き、繋がり、大きく変わる。」
という雰囲気を感じます。
今回の春分図はとても読み応えがありました。
これまでとはまた違う、
根底から大きく変わるような
革新的なエネルギーを感じます。
良くも悪くも、だからこそ、
自分の人生と大切な人たちを
力強く守っていくような意識・覚悟が
必要になりそうです。
全体の天体配置は、
右側(6・7ハウスあたり)に偏っています。
さらには、アセンダントが天秤座であり、
チャートルーラーの金星も7ハウス(逆行中)。
太陽と重なっています。
これだけで、人との繋がりが
重要なテーマとなってくることがわかります。
月も3ハウスにあるので、
人とのコミュニケーションに強く気持ちが向かう
というふうにも読み取れます。
春分図では、
集合意識的な流れが読めるので、
「他人軸」「受け身」になりやすい
ということを国家規模で当てはめてみると、
海外との関係においてに振り回されるような
雰囲気がより一層強まるのかもしれません。
いやいや、日本全体が良い方向に進んでほしいぞ…。
アセンダントもMCも活動宮のサインで、
個人天体の多くも活動宮にあります。
とにかく「動く!動かなければ!」
流れが早く、活発に動く、そういったイメージ。
そして、
アセンダントのサビアンシンボルは
天秤座3度
「新しい日の夜明け、すべてが変わった」
流れに身を任せ、受け入れることで、
可能性や未来が広がること、
心機一転を意味する度数。
古いものへ執着するのではなく、
流れに沿って柔軟に動いていくことが大切になりそう。
もうこのサビアンシンボルからも、
ガラッと根底から何かが変わるような感じがしますよね。
意味の捉え方によっては、ちょっと怖いシンボル。
わたしたちがコントロールできるわけではない
流れの中にあり、
それでも自分に与えられた役目を
覚悟をもって果たしていくような雰囲気があります。
太陽は、金星と重なり、ディセンダント上にあります。
月と冥王星と繋がり、小三角を形成。
月と太陽が、最強の冥王星と絡む…
ここも別格なエネルギーを感じますね。
調和的な配置ではありますが、
徹底的に動く、エネルギッシュ、外へ行く、大変容、
そんなイメージ。
そのためにも、6ハウスの意味する、
日々のルーティーン、健康管理、日常を
理想の生き方に合わせてコツコツ調えていく雰囲気。
海王星と土星があるので、
日常を惑わす混乱のエネルギーが引き起こされる点には
要注意ですね。
太陽は、冥王星・海王星・天王星、
トランスサタニアンすべてと繋がりを持っています。
私たちの理想を形にするべく行動を起こしていく、
人と繋がっていく、
そこには人智を超えたものがもたらされることが
読み取れます。
不思議となぜか導かれる、
目に見えない何かの流れの中にある、
こういう感覚でしょうか。
「目に見える部分よりも、
目に見えない部分で大切なことが動いている」とか、
人間が予測・想像できる範囲を超えていくような
感じがします。
今回の春分図では、木星がぽつんと孤立しています。
ここまでの木星双子座期間、
情報過多、情報収集のしすぎで、
世の中が混乱している雰囲気がすごいですよね。
情報を使いこなせない、燻る、
スムーズな循環ではないところがより強まるかも。
「えっ、ちょっと待って、
こんなに取り入れてどうしたらいいの?疲れた。」
「何が本当の情報?どこまで取りに行けば良い?」
「情報収集、一旦、落ち着けませんか?」
みたいに感じる人も多そうです。
情報や学びの中に幸運が眠っていることもたしかですが、
手に余る、使いこなせないほどの量を
抱え込んでしまっていたことに気づき、
どうしようか、セーブしようか、見直す、
足踏みする感じ、
規制・制限するようなことも
あるかもしれませんね。
ここからの1年、
がむしゃらに動く、やらされる、変化せざるを得ない。
生き物である人間にとって「変わる」ことは恐怖。
それでも変化を恐れず、前向きに、
楽しい理想が現実になることを信じて飛び込んでいく。
そんなふうに
私たちの暮らしが大きく変容する1年なのかも
しれません。
星乃しほ