2024年7月28日 11時52分頃
牡牛座下弦の月となります。
下弦の月は、
１週間後の新月に向かって
きれいに終わるための調整や
手放しをしていくタイミングであり、
新月までの１週間影響します。
今回の牡牛座下弦の月からは、
「人を通して、自分を見つめ直す。」
という雰囲気を感じます。
全体の配置を見ると、
５ハウス〜８ハウスにかけて
天体が密集しています。
DC上には月、
MC上には太陽、
IC付近には冥王星と、
それぞれアングル上にくっついていて
この３天体で不動宮のTスクエアを
形成しています。
変化を嫌う頑固さがズドーンと
重たく構えておりますね！
それに、
MC獅子座のルーラーは太陽
ASC蠍座のチャートルーラーは冥王星
ということで、
このTスクエアは重要な天体で構成されていて
とても強く目立ちます。
行動様式の区分を見ると、
不動宮と柔軟宮に５天体ずつで
活動宮の天体が１つもありません。
それでは具体的に見ていきます！
月は、牡牛座・７ハウス。
サビアンシンボルは牡牛座６度
「渓谷にかけられる建設中の橋」
人々と協力し助け合い、
壁を越えようとすることを意味する度数。
太陽は、獅子座・10ハウス。
サビアンシンボルは獅子座６度
「時代遅れの女と最先端の少女」
世間と自分のズレを修正することを意味する度数。
MCにぴったりと乗っている
獅子座の太陽は、
名誉を求めるようなところがあります。
冥王星からの圧力もありますから、
徹底的に粘り強く創造し続けるエネルギーは
ものすごく強い。
（「調停」を形成しつつ、）
海王星からの協力的なエネルギーもあって、
夢や理想に向かって進むパワーが強いとき。
ただ、社会的役割における自己表現の強さが
適切な方向に向けられているのか？は
見直し確認することが必要となりそうです。
自分らしく！自己表現！やっていくぞ！って
そのガッツはとても素晴らしいのだけど、
自意識過剰になっていないだろうか？
それは時代の流れに本当に合っているのだろうか？
過去の延長線上で古い考え方のまま進んでいないだろうか？
関わる人たちのことを考えているだろうか？
自分のことばかりに目が向いていないだろうか？
人を通して自分を見ることで反省すべき点はないだろうか？
外部環境の変化に敏感に気づくアンテナはきちんと持っているだろうか？
自分のことを「客観視」することを
意識すると良さそうです。
そして、
古くなった不要な価値観は
ここで手放していくと
気持ち軽やかにアップデートした自分で
進んでいけそうです。
↑
「古い価値観を手放す」というのは、
やはり今年ずっと強調されている
「山羊座冥王星時代の終結」を
表しているかのようですね。
風の時代に本格移行、
最後の最後の手放しをしながら
軽やかに進んでいく。
きっと心のどこかではわかっているはず。
人とうまく協力し助け合い、
時代の変化もキャッチして、
そこに順応しつつ自己表現していきたいのだ、と。
やっぱり人から認めてほしいし、
心地よい人間関係の中で暮らしたい。
自分の主張も大切、
でも、
みんなとの心地よい繋がりも大切にしたい。
人を通して、自分を見つめ直すことができる。
人と関わることは面倒くさいことも出てくる。
でも、他者がいるからこそ自分を認識できる、
という見方もできますね。
水星の力もあり、
対人関係や外部との繋がりにおいて
前向きなコミュニケーションがしやすいときです。
協力して助け合う気持ちを持って、
心が求めるままに
素直に人と関わっていくことで、
自分と他者とのバランスが取れていくのだと思います。
双子座の火星が太陽に対して
調和的な配置をとりながら、
「調停」という複合アスペクトを形成しています。
好奇心旺盛に
フットワーク軽く情報収集していくことで
仕事に役立つ情報をキャッチできそうです。
要注意なのが、
水星に対して
火星と天王星がスクエアをとっている点です。
ここ１週間ほど、
夏休みが始まって早々、
交通網のトラブルや通信障害などの
ニュースが目立っていますよね。
水星の表すテーマ（知性・移動・情報通信）に感して
突発的な変化が生じやすい。
来月からは水星逆行もありますので、
・データのバックアップはこまめにとっておく
・外出時は時間にゆとりを持って行動する
引き続きそういったテーマには
備えておくとよさそうです。
あとは、
うっかり発言や、せっかちな行動に注意。
気が変わりやすかったり
飽きっぽくなるかもしれない
と、あらかじめ心得ておくと良さそうですね。
引き続き、
トランスサタニアン（天王星・海王星・冥王星）の
小三角ができていますので、
目に見えない世界との繋がりが強くなっています。
12サインの最後である魚座に
海王星と土星もいますから、
ひとつの時代の終結を迎えるような、
何か大きな時代の節目にいるということを感じますね。
自分の出生図の何ハウスで起きる下弦の月なのか、
チェックしてみるのもおすすめです☆
星乃しほ
